今日はちょっと疲れたので、堅苦しい話はやめて、不思議な話をしてみよう。
わたしは頭の疲れをとるため、体の感覚を取り戻すために瞑想をよくやっている。休憩時や寝る前などにやることが多いんだけど、ときどきものすごい不思議な体験をすることがある。
とつぜんの一瞥体験
瞑想を始めたのは、今から2年くらい前だろうか。最初は身体の力の抜き方も下手だったので、効果があるのかないのかよくわからなかった。
でも、仕事で目や頭を酷使するので、瞑想でもしてどうにかこの疲れをとらなくてはという思いで、瞑想を続けていたのだ。
「自然と調和する」「宇宙とつながる」とか、そういうスピリチュアル的なことは一切考えていなくて、ただの休憩アイテムのような感じだったんだ。マッサージ器と同じような感覚で、使っていた。
やりかたもけっこうテキトーだった。深呼吸して体の力を抜くように意識するだけ。それでもやらないよりはやった方が身体が楽だったので続いていたんだろう。
そんなある日、とんでもないものが見えた。その日は極限に疲れていて、黒い男の声で「おい!おい!」という幻聴のようなものを聞いた。それくらいに疲れていた。
いつものように瞑想でなんとか回復しようとする。
すると、目を閉じて横になっている自分の姿が瞼に映る。横たわるわたしの体の中に、青白い眩しい光がものすごい勢いで入っていく映像が見えた。光の色は、ドラゴンボールの戦闘シーンなんかに出てきそうな、発光体のような色。
それがわたしの体の中にだぁぁっと流れ込んでいくのが、見えるのだ。
そして、そのあと自分の過去の記憶がよみがえり出す。走馬灯のようによみがえるわけではなくて、自分の意志で見たい記憶、行きたい年齢の自分のところに行けるという感覚だった。
「3歳」と思えば、3歳の自分が飛んだり跳ねたりしている映像を見ることができた。「10歳」と思えば、小学校の制服を身に付けた自分に合うことができた。
そしてなぜかわからないけれど、自分の声で「ぜんぶあっていい」という言葉が繰り返し聞こえた。誰かに告げられたとか、言い聞かせているとかそういう感じではなくて、自分の中から湧いて溢れてくるような感じで「ぜんぶあっていいんだよ」が浮かんでくる。そこでその体験は終わった。
もっと不思議なのは、その翌日から数週間の間、何を見ても涙が溢れたこと。花を見ても、空を見ても、家族がただ笑っているのを見ても、涙が出る。もちろん悲しみの涙ではなくて、なんというか、尊すぎて直視できないような感じだった。数週間の間、視界にモヤがかかったようになって、すべてが違う世界に見えた。そしていつの間にか、普通の感覚にもどっていった。
これは「一瞥体験」というもののようである。
日常的に宇宙が見えるようになる
それからわたしは、瞑想をすると日常的に宇宙らしきものが見えるようになった。
真っ黒い空間に星が無数に散らばっていて、その真ん中を自分が突き進んでいくような映像を見ることができる。ドラえもんのタイムマシンのように、時空が一つの筒のように真っすぐ伸びていて、その真ん中をすごい速さで進んでいく。
星が後ろに流れていくので、おそらく進んでいるんだと理解した。
瞑想を続けるうちに宇宙が見えるようになるという話は、ネット上にも無数に転がっているので珍しい話ではないようだ。
わたしは単純にこの感覚が楽しいし気持ちいいので、ときどきやっている。もちろん毎回絶対見えるわけではなくて、見えないときもあるし寝てしまうこともある。
「こっちに返ってくるな!」
つい先日、また不思議な体験をした。その日はすごく調子が悪くて、イライラしたり悲しくなったり本当にダメダメな日だった。
それでも仕事はあるし家事も溜まっている。5分だけ瞑想して頭をスッキリさせようとしたら、なぜか今回はメタトロンキューブが見えたのだ。
メタトロンキューブというのは、神聖幾何学模様のひとつ。ちょっと難しい話になっちゃうので詳しいことは割愛するけど、宇宙や、生命の源であるフラワーオブライフなんかとの関係も深い、神秘的な図形なのだ。
これが、まただぁぁっと高速回転するのが見えた。
そして自分の中から「ああ、わかる」という感覚が溢れてきた。これは以前の体験のときに「ぜんぶあっていい」と湧いて出てきたときの感覚と似ている。
考えるのではなくて「そう感じる」というやつだ。
そしたら感情が止まらなくなる。
「それ知ってる、わかる。だからそっちに行きたい!行きたい!」という感覚が湧いて湧いて、また涙が出た。
そっちに行きたい!わたしわかるから、そっちに返りたい!と何回も言った。(実際には言ってないんだけど、そう感じている)
するとスマホの鳴る音がしたので、わたしは目を開けて現実の世界に戻ったのだった。
でも、スマホには何の通知も来ていなかった。空耳か?
おそらく「返ってくるな」ということだったんだろうなと思った。現実世界に戻されたのだろう。
脳・夢・宇宙の話は大好き
わたしは脳・夢・宇宙の話が好きだ。(量子力学のような難しい理論は理解できないのだけど)
とくに不思議な夢の話や、こういう瞑想体験の話は大好き。でも、誰かとこういう話ができることはなかなかない。気持ち悪いと言われたり、嘘だと言われたりすることだってあるからね。
夢の記録をつけたり、夢のパターンや共通点を見つけるのも好きだ。最近はめっきり夢を覚えていないのでつまらないなと思う。
今日はこんなおかしな話だったけど、読んでくれてありがとう。