女性のASD

「あなたは冷たい」冗談と愚痴のコミュニケーションが難しい|女性ASD

ここ数ヶ月けっこう悩んだことがあった。

「アスピーさんは怖い」「冷たい」「冗談を無視する」と、面と向かって言われてしまったのだ。

正直、わたしは意識的に「仕事中は、自分の個人的な感情を混ぜない」と決めている。その方が仕事が円滑に進むしトラブルになりにくいと思ったので、それをルール化している。

1回ルール化してしまうと、それを解除することができないのが、ASDっぽさ。

どんなに相手が冗談をふっかけてきても、ちょっとした愚痴や本音を吐露して距離感を縮めようとしてきても、わたしはそれに乗っかることができない。

そのやりとりを「おもしろい」「楽しい」と思えないので、同調して合わせることができない。納得できないと先に進めない特性もある。

過剰適応の失敗は繰り返したくない

頑張って適応し、合わせることが、できないわけではない。下手は下手なりに演技することができる。

でも、自分のルールを破ることはエラーなので、激しいストレスと違和感が残る……その不快さに耐えられない。

以前は、相手に合わせて自分を演じてしまうこともあった。擬態と模倣の技術は、小学校5年のときに覚えてからずっと使い続けていた。でも、エラーによるストレスが蓄積したときの爆発っぷりとダメージの大きさをもう十分学んだ。

だからもう、自分に出来ないことはしない。理解できない振る舞いを無理に演じないようにしている。

わたしが、あまりにも融通が利かないので、相手は「いつも無視される」「和ませようとしているのに」「怖い」「冷たい」と思っているようだ。そのように、会議で直接言われることもあるし、メンバーの集まる打ち合わせでネタにされることも多い。

「相手は冗談が苦手なんです」と言って謝罪し、その話はすぐに流してしまう。みんなの前でネタにされるときは「そのとおりです」と言って笑うしかない。

困っているのは、相手かもしれない

わたしは、傷ついてもいないし、困ってもいない。変な人だとネタにされてもあまり気にならない。

でも、相手は困っているのかなと思った。気を遣って、笑わせたり和ませようとしたりすればするほど、わたしはエラーを起こして、ストレスを溜めて、シャットアウトしていく。

「笑ってほしい」「明るくしてほしい」と期待されりと、ますます感情を切り捨てて、論理的な話しかできなくなる。

あれこれ考えすぎて、通常業務の話さえも満足にできなくなる。

わたしが悪いんだろうか。それとも、仕事中の雑談や笑いは、そこまで大事なものなのだろうか。

どっちも、それぞれに考えや特徴を持っているので、善悪のジャッジはできないが、わたしもわたしで、もう少し柔軟に対応できればいいのにと、思っている。

思っているけど、本当に、難しい。

話をするのは好き。公私混同は嫌い。

公私混同が苦手なので、仕事で関わる人とプライベートの話をするのも苦手。

自分の話もほぼしないし、相手のプライベートも聞かない。立場上、アイスブレイクのために質問したり話題を振ることはあるが、正直なところ、本当に興味が湧かなくて、話を広げられないときもある。

でも、わたしは実はおしゃべり好きで、家族や友人とは何時間でも話せるし、飲み屋に行けば誰とでも話ができる。

だから「混ぜる」のができないんだ。公の自分と、私的な自分を混ぜてしまうと、そのあとどんなふうに仕事を進めていけばいいか、人とどうやって関わっていけばいいか、分からくなる。

自分の中の秩序が乱れるから、柔軟に、良い感じにバランスをとることができないのだ。

ただ、わたしは今まで、このやり方しかできなくて、できないなりに不器用に話題を振ったりもしてきて、それでもやってこれたと思っている。

やれていると思っているのは、自分だけなのかな?とも思うけど。

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